プロ家庭教師はやる気を出させて当たり前、という風潮

家庭教師は二つのタイプに分けられます。
それは大学生などのアルバイトや本業を持った副業としての家庭教師と、それだけで生計を立てる家庭教師です。
金銭的な報酬を受けて、生徒の学習指導にあたるわけですから、その点では、どちらもプロ家庭教師と言えないこともありません。
しかし、今回は、後者、即ち、それだけで生計を立てるタイプをプロ家庭教師とします。

家庭教師は当たり外れが多いということが言われます。
家庭教師は免許制ではないので、その指導力を保証するものがない以上、それは否定できません。
保護者から、家庭教師に求められていることの大半は偏差値や定期テストの点数といった、目に見える成績向上です。
その成績向上の大前提に、勉強する当事者の生徒・児童のやる気が挙げられます。

しかし、やる気とは、心の問題です。
家庭教師は受験や学問の知識、その効率的で理解しやすい指導には責任を持つべきですが、果たして、指導を受ける側の心の問題であるやる気を出させることまでに、プロ家庭教師といえども責任を持つべきでしょうか。

結論から言えば、持つべきです。
家庭教師への保護者からの期待は、生徒・児童の成績向上です。
そうである以上、それを果たすための前提のやる気を引き出させて初めて、プロ家庭教師と言われるべきです。

昨今のITの発達は目覚ましいもので、スマートフォンだけでも独力で学習することさえできます。
そのようなIT環境すら活用しようとしない、やる気のない生徒・児童からやる気を引き出すことこそが、昨今のプロ家庭教師に求められている最大の資質と言えます。

情報を得るだけなら、スマートフォンだけで十分な昨今、心の問題にもアプローチできる人材、それこそが、プロ家庭教師と呼ばれるべきです。

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